子ども医療ネットワークみやぎ
子ども医療費助成年齢拡充を求める要望書を白石市へ提出
子ども医療費助成年齢拡充を求める要望書を白石市へ提出
8/17(木)子ども医療ネットワークみやぎでは、県内市町村の子ども医療費助成が白石市・仙台市を除き18歳年度末までとなっていることに対して、白石市への年齢拡充を求める要望書を提出しました。
当日は市保健福祉部長及び担当課長が対応し、地元からも10名が参加して年齢拡充を求めました。
要請を受け部長からは「刈田病院の公設民営化で財政支出にも目処がついたので、今後、前向きに検討したい」との回答がありました。
要請当日は、宮城県に対する「制度拡充を求める陳情書」も議会事務局へ提出しています。
<追記>
要望書提出の当日は、報道社の取材はありませんでしたが、翌日の河北新報「市民団体「子ども医療費、助成の早期拡充を」 宮城・白石市に要望書提出」との記事も載りましたのでご紹介します。
2023年8月17日
白石市長 山田裕一様
子ども医療ネットワークみやぎ
子ども医療費助成の拡充を求める要望書
貴職におかれましては、住民の健康増進のため日夜ご尽力いただいておりますことに敬意を表します。
子ども医療費助成は、保護者が経済的な不安を抱くことなく子どもに必要な医療を受けさせる上で必要不可欠な制度です。「子ども医療ネットワークみやぎ」は、2006年に「乳幼児医療ネットワークみやぎ」として結成された任意団体で、宮城県の乳幼児医療費助成制度拡充を求め活動しています。
現在、県内市町村の子ども医療費助成の状況は、塩釜市が10月に所得制限を撤廃予定、富谷市も一部自己負担を廃止する予定であり、白石市・仙台市を除き18歳年度末まで所得制限なしになります。
子ども医療ネットワークみやぎは、4月20日、県の医療費助成拡充について18歳まで所得制限なしにと要望書を提出しました。しかし、県は少子化対策、子育て支援が必要といいながら、国がとりくむべきとして拡充の検討さえしていない状況です。また、6月29日に仙台市にも18歳までの拡充と一部自己負担の撤廃、県に制度拡充を求めてほしいという3点の要望書を提出し交渉しました。回答は県に拡充を求めるというものでした。少子化が進み宮城県でも深刻な状況となっている中、子ども医療費助成は子育て支援の柱となっています。県は近隣市町村との競争にさせず、県内どこに住んでいても同じ条件で助成されるよう県の制度拡充で市町村財政を補い、財政負担をすべきです。
現在私たちが取り組んでいるアンケートで白石市と仙台市の高校生の保護者は、98%(87人中)が「助成年齢を18歳まで引き上げてほしい」と回答しています。高校生はあまり医療がかからない世代ですが、持病がある子どもがいることやスポーツ等でケガをすることもあり、保護者の負担が大きくなっています。
つきましては、白石市も早急に対象年令を18歳まで引き上げるよう強く要望します。
1,子ども医療費助成制度の対象年令を18歳年度末まで引き上げること
2,宮城県に乳幼児医療費助成制度の対象年令を18歳まで引き上げ、所得制限を撤廃するよう求めること
以上