公立刈田綜合病院問題
< 第二幕 >
8月1日の山田市長会見。会見を通して応援団のみなさんのところには、住民からの意見が寄せられているそうです。頂いたご意見をご紹介します。
令和元年度は、整形の手術も毎日、外科の緊急手術や交通事故の受け入れも出来て、循環器科による心筋梗塞や心不全の治療も、軌道に乗り始めた時です。勿論災害拠点病院でもありました。
そして赤字を大きく減らし、建物の返済を含めても、10億円程の繰入額で、医療が継続出来る見込みがついていましたし、東北大学の協力を得ていました。
この医療の継続こそが民営化の対案です。
山田市長当選後、平成30年には当初の市からの繰入額を6億円まで減らし、市や銀行からの借入を余儀なくさせ、赤字が大きいと報道して運営を成り立たなくしてきたのは市長です。
現在、多くの医療が失われ災害拠点機能も危ういが、それを危惧して市民派の議員さん達が反対したのは当然のことです。
挙げ句の果てに、今年度は20億円もの白石市からの出費を予定しています。
民営化にするための、お金を使い方、どれだけの医療を失くし、どれだけの市民の犠牲を払ったのか…。
こんなひどい市政ですが、現実を認識出来ている白石市民は少ないのも事実です。
このような経過があって、今回の市長の記者会見をみているといつもながら呆れてしまいます。
民営化の説明で医療の中身を話さなかったのは市長であり、 唯一、具体的な話は、現実不可能な周産期医療だけだったのでは…。
職員の人生が変わりました
公設民営化後も、厳しい条件の中で、少しでも病院を良くする努力を職員は地域の医療の心配をしながら懸命に職務を行っていますが、看護師もまた少しずつ辞めていきます。
外科の医師がいなくなり災害拠点病院としてはもう機能せず。産婦人科医は非常勤で来てますが普通の婦人科診察もどこまで出来るのか疑問です。
残った職員は新たな環境の中でも何とか頑張っていますが、大きく給料が下がった方もいて、いつまで耐えられるのか心配です。
< 第三幕 >
7月23日投票となった白石市議会議員選挙結果は、山田市長の政治基盤が盤石になったということもあり、記者会見では<自分の意見のごり押し>が、ちょっと目立ちましたね!議会も地元紙も丸め込まれては、住民のみなさんのことを考えるといたたまれない…って感じになってしまいます。今回、応援団のみなさんから、山田市長の記者会見テキストを頂きましたのでご紹介します。
議会改選前までは病院の関係もあってかなりギスギスした感じがあったかと思う。新しく変わった議会で市長としてはやりやすくなったのでは?近況の変化を聞かせてもいたい。
A1山田市長
まず市民の皆さんの大きな関心事であったように問題がございますが、この4月から公設民営がスタートをいたしまして、様々な数値が非常に良くなっています。また診療機能も、これまで以上に充実をしてきております。これまでも具体的なお話もさせていただきましたが、例えば整形外科のドクターが2名増えて外科の先生が1名増えてまた7月から先生にも着任いただいて、刈田病院で手術が復活をしている。
救急患者も昨年5月と今年の5月と比較しますと、昨年5月は救急の受け入れが140人だったのが今年5月は倍の280名となっておりますし、病床稼働率も非常にこう大きくしております。そのような中、今回やはり刈田病院を市立病院として運営していくことになりますけども、より様々な角度から議論を深めることは私はできるなというふうに思っています。 これまで残念ながら公設民営へ賛成と反対かということだけに焦点があったように私は理解をしておりますし、特に公設民営に反対だというふうに意思表明をされていた議員さん方からは対案を示されたわけでもありませんし、そういった面で議論を持って深めることができなかったというのが私も非常につらかったなぁというふうに思っております。
今回当選をされた新人の4名の皆さんは、それぞれ立場も違いますし、様々環境も違うかというふうに思いますけども、様々な首位課題がある中でですね、やはりこれは市民から直接選挙で選ばれているのは立場は一緒です私も市長としてまた議員の皆さんも市議会議員として市民から直接選ばれている以上やはりしっかりとか議論を深めていくということがより重要だというふうに思っておりますし、議会は言論の府とも称されておりますので、そういった観点からもこれまで以上に私は様々な議論を深めることができる機会になっていくんではないかなというふうに期待をしております私としまして、やはりしっかりとこれからも提案をさせていただく様々な議案に対して、厳しくもご指摘もいただく場面が多くなることというふうに思いますし、それでこそ私は本来のこの行政と機械の両輪の本来のあるべき姿だというふうに思っております。のでぜひ確信に迫るといった議論を展開していきたいというふうに期待をしているところでございます。以上です。
Q2地元記者
月1回ペースでやりたいと言っていた病院と市との運営協議会は2ヶ月に1回ぐらいのペースにもなっているが?
A2山田市長
はい、あの基本ですね月1回というふうにこの運営協議会の方は話をさせていただいておりますけれども、実は私のスケジュールと今村先生のスケジュールがどうしても合わないことが非常に多くてですね、今おっしゃられたように現時点では月1回ちょっと今難しい状況になっておりますけれども、事務方の方に指示をしまして、もう何ヶ月も前からですね二人のスケジュール調整をまず最優先にさせていただいて、なんとか今月8月以降ですか月1回で協議会の方を開催できるように早めのスケジュール調整を支持したところですので、来月以降は月1回でしっかり協議できるのかなというふうに思っておりますし、この協議会以外にも様々な意見交換というか意思疎通はかかっております。
昨日も今村先生とご一緒させていただきましたので、その中で様々なお話もさせていただきました。特に昨日は刈田病院で小児科として勤務したりという先生方が非常に多いんだというところで、現時点で4名そういった希望をされていて、その先生方と今日も面接があるというふうにおっしゃっておりましたし、非常に今順調に体制またの通知としてもいい状況が見えてきているのかなというふうに受け止めたところでございますよろしくお願いします。
< 第三幕 >
退職される小児科医に “ 感謝 ” の寄せ書きと花束
地域医療を考える会のみなさんが、6月末で退職される小児科医へ “ 感謝 ” の寄せ書きと花束を送ったということで、応援団から投稿いただきましたのでご紹介します。さみしいけどあったかい出来事です。
小児科医師の雇用期限が6月末となる、6月30日(金)地域医療を考えるみなさんが刈田綜合病院を訪れ、退職される小児科医に“感謝”の寄せ書きと花束を贈りました。
どちらも不透明のままです。
熱中症のお子さんも増える、この季節に、子育て家庭は大変です。
< 第三幕 >
地域医療を考える会他2団体連名で小児科存続を求める署名が取り組まれ、1ヶ月に満たない間に2,353筆を集め、白石市に提出したそうです。すごい!応援団から投稿いただきましたのでご紹介します。
未来を担う子供たちの命をまもるため
小児科の継続と医師確保を求める署名簿を市に提出!
1ヶ月にも満たない期間で2,353筆!
公設民営化で4月に始まったばかりの白石市立公立刈田綜合病院では、小児科医師が一時継続された雇用期限が6月末にせまり、住民の間では「小児科」がどうなってしまうのか?!不安を募らせる中で、地域医療を考える会を中心に「小児科存続と医師確保を求める」要請を白石市(5月18日)や白石市議会(5月23日)に提出。5月下旬から「小児科の継続と医師確保を求める署名」に取り組んできました。
小児科医師雇用期限が迫る6月26日(月)これまで集めた2,353筆の署名簿を白石市に提出し、小児科の継続と医師確保を求め、子育て世代を含め7名が市役所を訪問し市担当者に手渡しました。
市担当者からは「病院に働きかけている」としながらも、参加者からは医療の継続を切実に思う訴えや、子ども施策に対する厳しい意見も出されました。
署名提出の際には、5つに署名簿を分け、一人一人が担当者に思いを伝えながら提出しました。
医療法人仁誠会公立刈田綜合病院
小児科の継続と医師確保を求める要望署名
しかし、6月末には小児科医師と神経内科医師が退職すると伺っています。
特に“小児科の入院施設”は白石地域は勿論、仙南区域でも数少ないのです。
小児科は新生児から15歳までのお子さんを抱えた家庭の子育て支援にとって、欠かせない診療科です。例えば、小さな身体にとって、嘔吐と下痢のダブルパンチによる脱水は、とても危険となる場合があります。入院施設の管理の下、一晩の水分補給の点滴は大きな安心へとつながります。
24時間365日対応の継続とその強化を柱とする新しい刈田病院に於いて“未来社会を担う子供たちの命を守る”その役割は大きいと考えます。
つきましては、以下の事につき、仁誠会への進言とお力添えを切にお願いします。
< 第三幕 >
山田市政を考えてみた
<やれやれ…山田市長編>
今回応援団のみなさんから「山田市政を考える」続編頂きました。今回は<やれやれ…山田市長>ということで、市長は給食費値上げやめたそうです。良かったけれど…。3月議会で値上げを決めて、6月議会で先決処分で値上げ取り消すなど、子育て支援をどう考えているのでしょうかね?!
< 第三幕 >
6月末小児科の医師が雇用期限切れ
山田市長公約の「周産期医療復活」の行方は?!
5月18日 地域医療を考える会他2団体連名で小児科存続を求める要望書を提出したとのことで。応援団からお知らせがありました。ご紹介します。
残念ながら当日は報道の取材はありませんでした。お知らせしていたんですが…とのことです。
後日、市議会議長へも要望書を提出するとのことです。
白石市母親大会連絡会
新日本婦人の会白石支部
小児科医師確保と小児科存続を求める要望書
切れ目なく刈田病院の小児科の存続をお願いします~
刈田病院は、今年4月から、公設民営の新しい病院となりました。
しかし、5月末には神経内科の医師が、そして6月末には小児科の医師が雇用期限を迎えます。
特に小児科については、白石地域において唯一の入院施設です。
小児科は新生児から15才までのお子さんを抱えた家庭の子育て支援に、欠かせない診療科です。例えば、小さな体にとって、 嘔吐と下痢のダブルパンチによる脱水は、とても危険となる場合があります。 ひと晩入院しての水分補給の点滴は、大きな安心へとつながります。
未来社会を担う子供達の命を守るため、これまでも24時間365日対応してきた刈田病院には、市民からの期待とその果たしてきた役割に、はかり知れないものがあります。
市長の公約である〝周産期医療” は、お産とその前後の〝万が一” に万全を期した体制です。新生児の対応にも小児科医は不可欠です。
7月からも刈田病院に小児科が存続出来ますように、仁誠会への進言とお力添えを、切にお願いします。
< 第三幕 >
5月16日 khb東日本放送で公立刈田綜合病院公設民営化後の状況を報道があったということで応援団からお知らせがありました。ご紹介します。
< 第三幕 >
広報「七ヶ宿町議会だより」がHPに掲載されました。白石市外二町組合の解散に伴う規約の変更が提案され可決しています。また、病院組合解散に伴う概算清算金についても質疑がありました。
白石市外二町組合の解散に伴う規約の変更
《提案の理由》
3月31日限りで白石市外二町組合の解散に伴い、関連する規約の一部を変更するもの。
①事務の継承に関すること。
②宮城県市町村職員退職手当組合からの脱退。
③宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会からの脱退。
④宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会からの脱退。
< 第三幕 >
国保税大幅引き上げ案に関する論戦
白石市議会「市議会だより」5月号がHPに掲載されたとのことで、前回の「白石ってどうなの?!」国保話題を補強するカタチで、応援団のみなさんから投稿いただきました。どんな論戦で誰が7.6%にも及ぶ国保税引き上げに賛成したのか紹介しています。あわせて刈田病院問題の論戦もあります。
国保税引き上げ案の採決では、賛成・反対同数になったため議長が賛成し原案通り国保税大幅引き上げが決まりました。やれやれ…。
こんな物価高で国保税大幅引き上げ提案する方もする方ですが…。
ちなみに賛成討論の中で「2割.5割.7割の軽減が図られ、低所得者に配慮した案」って言っているけれど、今回の国保税の大幅負担増は、国が定める軽減世帯(白石国保世帯約68%)の低所得者にも保険税が増えることになり “ 払いたくても払えない ” ひとを増やすだけなんですよ!国保基金だってあるのに!何に使っているのだろう?!
< 第三幕 >
山田市政を考えてみた
<何やってんだか編>
今回応援団のみなさんから刈田病院のことではないのですが、「山田市政を考える」と題した投稿を頂きました。今回は<何やってんだか!>ということで、国民健康保険に関してご意見いただきましたのでご紹介します。
<健診受診料>は一律1,000円に引き下げたのは評価したいと思いますが…
自己負担額は前年より20,000円もUP!
しかも、刈田病院で受診することが前提!
国民健康保険の加入者は高齢者世帯(年金等)が多く加入し、日常的にも医療を必要としている方が多いのが特徴です。白石市国保加入者は所得が少なく保険税を減免されている加入世帯は約68%にもなり非常に高い水準になっています。ちなみに宮城県全体では約60%です。
自己負担大幅アップでは “ 数年に一度くらい人間ドック ” と思っていても「この自己負担額では受けたくても受けられない」となり、病気発見が遅れる可能性も…。
医療費増を防ぐための市施策は、健診料引き下げの肩代わりとして、人間ドック費用自己負担引き上げでは、ちょっといかがなものか…。
ちなみに、国民健康保険は県から求められる請求金額(以下、納付金)を支払う仕組みに変わってしまい、保険税収納率や健診率等々の成果で一部納付金額が減ったり増えたりするシステムが導入されてています。このため白石市では健診率を上げる手段として健診料を引き下げにつながっています。
今年の白石市国保税は平均7.6%の引き上げが決まっています。国保世帯はさらに苦しめられることになります。
< 第三幕 >
応援団のみなさんから「○○さんちの○○くん」替え歌頂きました。刈田病院 公設民営 問題の本質を突いた替え歌で大笑いしてしまいました。ご紹介します。
このごろ少し変よ
どうしたのかなぁ~
議会でダメって言っても
2町でダメって言っても
いつも答えは同じ
「 みん えい か 」
困っちゃうなぁ~
○○さんちの○○くん
このごろますます変よ
どうしたのかなぁ~
職員困るって言っても
患者も困るって言っても
いつも答えは同じ
「 みん えい か 」
聞く耳ない~
< 第三幕 >
令和5年度当初予算 15億3,491万円
其の148で記載した病院「沿革」は、その後直して頂いたみたいです。よかったです。さて今回、地元紙にシリーズ「2023年度市町村予算」で白石市が取り上げられ「市立病院予算15億3,491万円」ということで、応援団から投稿いただきました。ご紹介します。
今後の診療科の減少も現状では考えられ、住民の心配は尽きることがありません。
会場の外では
住民から「感謝」のぼりが立ち並び
65才の年金受取まで期間の長い職員は、今後の民間病院に、雇用の保証や労働条件、給料面で生活設計の長期見通しの不安から、別の職場を求めました。他にも強引で理不尽な管理者への抗議の退職もあり、当然刈田病院の職員は激減し、様々なところで、残ってくれた職員への負担が大きくなる結果となりました。
5分で終わったけれど…会場の外では
< 第三幕 >
前回の「広報しろいし」につづき、今回、なぜ蔵王町長・七ヶ宿町長との関係を再構築できないままと感じてしまったのか?応援団から投稿いただきました。ご紹介します。
関係者(白石の方ではありません)によると、病院組合を構成する一市二町の各広報新年1月号で、刈田病院に関する統一した記事を掲載する提案があったそうです。しかし1月号では実現せず。今年の4月号に新病院開業を機には3市町で統一した記事が載るのかと思っていましたが、白石市広報には2ページの特集記事は載っているものの、蔵王町及び七ヶ宿町の各広報には新病院に触れた掲載はありませんでした。
< 第三幕 >
令和5年4月1日から白石市立病院・公設民営
「新生 公立刈田綜合病院がスタート!」
2023年3月30日白石市HPが更新。「広報しろいし2023年4月号」が掲載され、「新生 公立刈田綜合病院がスタート!」と題して特集が組まれました。この広報で、最後の最後まで蔵王町長・七ヶ宿町長との関係を再構築できないまま、病院の新たな門出を迎えることになってしまったことを応援団のみなさんが感じたみたいです。詳しくは次回更新時に…。