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特別支援学校の設置基準を!コロナ禍でも過密化が深刻に!
文科省が特別支援学校の設置基準案を初めて作成
26日までパブリックコメント募集中!

 幼稚園から大学まで定められている設置基準が、特別支援学校にはありません。
 設置基準がないことが学校の過大化、過密化の大きな原因になっています。
 教職員、保護者からは「特別支援学校にも設置基準が必要」と訴えて運動を続けられてきました。
 こうした中、文科省が特別支援学校の設置基準案を初めて作成し、パブリックコメント(意見公募)を始めています。この基準案では、一学級の子どもの数の上限や学級編制、施設・整備などについて定めています。

特別支援学校設置基準の制定に対する意見公募
パブリック・コメント
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(日本教育新聞 2021年5月26日)

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 “特別支援学校にも設置基準が必要”と訴えて運動を続けてきた「障害児学校の設置基準策定を求め、豊かな障害児教育の実現をめざす会」では、特別支援学校の設置基準に以下のことを盛り込むよう提案しています。

設置基準の冒頭に、策定の目的として「教育環境を改善するため」と記載する
児童生徒数の上限を150人以下に
1学級2人以上の教員配置を
教室(普通教室、特別教室)、図書室、保健室、職員室に加えて、どの障害種にも必要な特別教室(自立活動室、作業室、プレイルーム、ケアルーム等)の記載を
通学時間は家から学校まで1時間以内に
校舎・運動場・体育館・寄宿舎について、児童生徒数・学級数に応じて必要な面積を、障害種ごとに記載を
既存校について、設置基準の適用外とせず、期限を示して計画的に改善する