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(2022年12月13日火曜日)
● 佐藤和子市議会議員
仙台医療圏の四病院再編案の今後の対応についてであります。
本市は、九月十三日に仙台医療圏の四病院再編案における諸課題について県に提出、県は十一月十日、これまでの議会や各種会議での意見を踏まえ、現時点の県の考えを回答したところであります。県の見解は、四病院の再編については、課題の検討、分析などの結果を踏まえて、宮城県地域医療計画に適切に反映する方向で検討していると結論づけております。我が会派で行った昨年の十一月のアンケート調査で、仙台圏四病院再編について、宮城県民、仙台市民、医療関係者の十分な理解が得られていると思いますかとの問いでは、どちらかといえば得られていない、得られていないを合わせると七九・五%、十分な情報開示については、どちらかといえば行われていない、行われていないが八一%、それぞれの病院の設置主体からの情報提供も同じく八二・九%の回答でありました。
今後の対応として、患者ファーストの視点から、県側に市民説明会を開催すべきと強く求めるべきではないでしょうか。県の回答の御所見、今後の対応をどのように考えているのか、市長の御所見をお伺いいたします。
■ 郡和子 仙台市長
四病院再編の今後の対応についてのお尋ねにお答えをいたします。
本市は、これまで県に対しまして、再編の目的や協議の経過などについて丁寧な説明を行うべきである旨、重ねて要望してまいりましたが、県からは、協議中の内容を広く公表するのは難しいとの回答が繰り返されております。また、今回、本市が特に重要と考える諸課題について見解を求めたところでございますが、回答は具体性に欠け、依然として私どもの懸念に十分にお答えいただけていない状況にございます。
四病院再編は本市に大きな影響を及ぼすものであり、このまま関係者のみで協議が進められることについて大きな懸念があると考えております。今後、県からの回答に関しまして、事務方同士を中心に確認、意見交換を行ってまいりますとともに、住民や患者の方々、医療関係者から寄せられている懸念や不安の声を真摯に受け止めて、詳細かつ丁寧な説明を行うよう、あらゆる機会を捉えまして強く県に求めてまいりたいと存じます。