宮城県社会保障推進協議会(宮城県社保協)BLOG

宮城県社保協のブログです。 医療、介護、福祉など社会保障の充実をめざして、宮城県の39団体が手をつないで活動しています。

2023年02月

【4病院再編統合・移転問題】仙台市12月市議会 振り返り~本会議<代表質疑>公明党仙台市議団 佐藤和子市議会議員

市議会
*上記写真クリックすると議会中継画面になります

(2022年12月13日火曜日)

 佐藤和子市議会議員
 仙台医療圏の四病院再編案の今後の対応についてであります。
 本市は、九月十三日に仙台医療圏の四病院再編案における諸課題について県に提出、県は十一月十日、これまでの議会や各種会議での意見を踏まえ、現時点の県の考えを回答したところであります。県の見解は、四病院の再編については、課題の検討、分析などの結果を踏まえて、宮城県地域医療計画に適切に反映する方向で検討していると結論づけております。我が会派で行った昨年の十一月のアンケート調査で、仙台圏四病院再編について、宮城県民、仙台市民、医療関係者の十分な理解が得られていると思いますかとの問いでは、どちらかといえば得られていない、得られていないを合わせると七九・五%、十分な情報開示については、どちらかといえば行われていない、行われていないが八一%、それぞれの病院の設置主体からの情報提供も同じく八二・九%の回答でありました。
 今後の対応として、患者ファーストの視点から、県側に市民説明会を開催すべきと強く求めるべきではないでしょうか。県の回答の御所見、今後の対応をどのように考えているのか、市長の御所見をお伺いいたします。

 郡和子 仙台市長
 四病院再編の今後の対応についてのお尋ねにお答えをいたします。
 本市は、これまで県に対しまして、再編の目的や協議の経過などについて丁寧な説明を行うべきである旨、重ねて要望してまいりましたが、県からは、協議中の内容を広く公表するのは難しいとの回答が繰り返されております。また、今回、本市が特に重要と考える諸課題について見解を求めたところでございますが、回答は具体性に欠け、依然として私どもの懸念に十分にお答えいただけていない状況にございます。

 四病院再編は本市に大きな影響を及ぼすものであり、このまま関係者のみで協議が進められることについて大きな懸念があると考えております。今後、県からの回答に関しまして、事務方同士を中心に確認、意見交換を行ってまいりますとともに、住民や患者の方々、医療関係者から寄せられている懸念や不安の声を真摯に受け止めて、詳細かつ丁寧な説明を行うよう、あらゆる機会を捉えまして強く県に求めてまいりたいと存じます。

子どもたちにもう1人保育士を!実行委員会「子どもたちにもう1人保育士を!」

公立刈田綜合病院の「民営化」はやめてください!~其の142 河北新報「声の交差点」に載らなかった投稿

公立刈田綜合病院の「民営化」はやめてください!
< 第二幕 >

病院のアイコン素材 4

河北新報「声の交差点」
載らなかった投稿

 昨年11月病院組合で解散が決まった翌日の29日、河北新報「刈田病院民営化の内実に迫る」〈特集〉が紙面を飾りました。しかし、その内容はあまりにも酷く、本質をもねじ曲げる内容でした。住民からも憤りの声が応援団のみなさんへ寄せられていました。12月に入り、地域医療を考える会代表が河北新報「声の交差点」に投稿しましたが、残念ながら掲載されることはありませんでした。今回、投稿後2ヶ月以上過ぎましたので投稿者の許可を得てこのblogでご紹介します。

「刈田病院組合解散に至る【特集】に憤り」

 11月29日、河北新報朝刊13面に「刈田病院民営化 内実は」と題した【特集】が組まれたが、あまりにも偏った酷い内容に憤りペンをとった。
 刈田病院を巡っては、記事にもある「補助金を減らして資金繰りが行き詰まる状況をつくり、公設民営化の1択を迫るやり方」を邁進してきた山田市長にこの問題の本質があると考える。
 この病院組合解散に至る経過には、病院副管理者(蔵王町長.七ヶ宿町長)が、これ以上事態を長引かせることによって、刈田病院が最悪の事態を迎えることを危惧した結果の苦渋の判断もあった。
 しかし、記事には「市長は生意気」「最後までごねてやる」の表現を使い、民営化に慎重な議員や町長を揶揄する文脈で、公設民営化に反対する側の品位さえ貶めるいる。断じて許されるものではない。
 2021年、白石支局に記者赴任以降、刈田病院問題を伝える記事に変化が生じ、住民から異論を唱える声が多く寄せられてきたが、今回の特集は、市長に寄り添い先んじて情報を得てきた記者のおごりが一線を越え、この問題を露骨に歪めるかたちになったのではないだろうか。

地域医療を考える会 代表 



この投稿の元になった記事

悩みがある方・困っている方へ“ひとりで悩んでいませんか?” 【厚労省】自殺対策強化月間

kou1

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「医療知ろう!」2月18日 「しもやけ症状の対策について」

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寺谷一紀のケンコー法師「医療知ろう!」
(兵庫県保険医協会提供)

「医療知ろう!」2月18日
「しもやけ症状の対策について」

 2月18日の「医療知ろう!」では、尼崎市のくろかわ皮フ科 院長の黒川晃夫さんに、この時期に多いしもやけ症状への対策についてお話を伺いました。

国連・障害者権利委員会の「総括所見(勧告)」を学び、知り尽くそう! -障害者権利条約にふさわしい施策の実現を求めて-/日本障害者協議会(JD)主催

20230311
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確定申告のワンポイントアドバイス(10)寄附金控除

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確定申告のワンポイントアドバイス(10)
(全商連HPより)
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寄附金控除

  今回は、一定の団体に対し寄付金を支出した場合に受けられる「寄附金控除」について解説します。
 最近、利用する方が増えた「ふるさと納税」も寄附金控除の対象です。創設当初は、豪華な返礼品が話題を呼びましたが、現在では「返礼品は寄付額の30%以内で、地場産品を使う」というルールがあります。「ふるさと納税の限度額は幾らになりますか?」と質問を受けることがありますが、簡単に答えられません。寄付する年分の確定申告書を作成し、所得と納税額を確定しなければ、正確に計算できないからです。ふるさと納税の返礼品を扱うインターネット上のサイトで、個人事業主の方(事業所得)の場合の限度額を計算できるものがあるので、参考にしてみてください。<続きを読む


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<猫日記> 子ども劇場 抱っこ席 “ 子どもは宝 ”

<猫日記>
子ども劇場 抱っこ席
“ 子どもは宝 ”

子ども劇場抱っこ席

「医療どぉ~ナル!」2月24日 「医療と平和について考える」

らじお

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 寺谷一紀の「医療どぉ~ナル!」
(大阪府保険医協会提供)

「医療どぉ~ナル!」2月24日
「医療と平和について考える」

 2月24日の「医療どぉ~ナル!」では、ロシアによるウクライナ侵攻からちょうど1年を迎えて、医療従事者の立場から平和についての考えを大阪府保険医協会 理事長の宇都宮健弘さんにお話を伺いました。

【地域主権という希望】宮城の水があぶない!ストップ水道民営化【第44回ラジオ放送】

「みやぎの水が危ない! ~ストップ 水道民営化~ 」
*宮城県の水道民営化問題blog及びYouTubeチャンネルより

無料で使える蛇口のアイコン

【地域主権という希望】
宮城の水があぶない!ストップ水道民営化
【第44回ラジオ放送】
(宮城県の水道民営化問題チャンネルより)


 「みやぎの水が危ない! ~ストップ 水道民営化~ 」は第2・第4木曜日 19:30~20:00オンエア 宮城県の水道民営化問題についてお話ししています。  
※この動画は、エフエムたいはくさんのご厚意で公開させていただいています。  


水民営化問題HP
(宮城県の水道民営化問題blogへリンク)

過去の水道民営化反対のラジオ放送  

 宮城県の水道民営化問題の動画  

 ブログ 宮城県の水道民営化問題  

 Twitter ひとしずく #命の水を守ろう!  

 FaceBook  命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ  

#FMたいはく #水道民営化 #チャンネル登録おねがいします。

《せんだい映画情報》

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〈今週観に行きたい映画〉

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  ワース 命の値段
 Worth

 (2019年製作/118分/G/アメリカ)
 9.11アメリカ同時多発テロ被害者・遺族救済のため、米政府は補償基金を設立。だが年齢も職種も多様な犠牲者たちに対し、補償金はどのように分配されるべきなのか? 文字通り “命に値段をつける” 究極の難題に挑んだ弁護士たちの実話を描く、感動と驚きの社会派エンタテインメント。


ムービーの映画フィルムロールアイコン

 (2023年製作/115分/G/日本)
 宮城県気仙沼市の唐桑半島。東日本大震災後、菅野一代さん夫妻は復興ボランティアの拠点として自宅を開放した。そして「皆がいつでも帰ってこられるように」と、その場所は民宿「唐桑御殿 つなかん」に生まれ変わる。女将の一代さんや当時学生ボランティアだった若き移住者たちがともに積み重ねた「つなかん」の10年を追いかける、たくさんの笑いと涙に彩られたドキュメンタリー。


 Mass

 (2021年製作/111分/G/アメリカ)
 アメリカの高校で銃乱射事件が発生。多数の犠牲者を出し、犯人の少年も命を絶った。6年後、いまだ息子の死を受け入れられずにいる被害者の両親が、加害者の両親と対面することになり…。命を奪った側と奪われた側、禁断の対話の先に待つものとは? 魂を震わせる究極の密室会話劇。

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〔最新の情報は公式サイトから〕


~映画紹介~「飯舘村 べこやの母ちゃん ーそれぞれの選択」


 豊かな自然に恵まれた福島県相馬郡飯舘村。
 かつてはブランド牛の生産地として知られ、酪農も盛んでした。
 しかし、福島第一原発事故後、放射能汚染が懸念された飯舘村の牛たちは牛乳の出荷も、移動も、牧草地の草を食べることも禁止されます。さらには、2011年4月に全村避難が決定。村民の多くが暮らしと生業を突然うばわれてしまいました。2017年3月には帰還困難区域を除く全ての区域で避難指示が解除されましたが、6年という年月はあまりに長く、帰村した村民は約2割※にとどまっています。(※2022年12月現在)
 牛を続けた人、やめた人。飯舘村を離れた人、戻った人。
 この間、一人ひとりが大きな人生の選択をしてきました。牛(べこ)とともに生きてきた母ちゃんたちも、どん底の思いをしながら、それぞれが悩み、苦しみ、ときには笑いながら生きてきました。
 その強さと逞しさに惹かれたのはパレスチナの女性たちの取材を長年続けてきた古居みずえ監督。福島に拠点を構え、故郷、生業、家族のはざまで揺れる飯舘村の女性たちの心情を丁寧に記録。10年以上の撮影・制作期間を経て「第1章 故郷への想い」「第2章 べことともに」「第3章 帰村」の全3章・3時間に及ぶドキュメンタリーを完成させました。

第4回「ボイスオブアクション〜みんなでSTOP インボイス!〜」 聞き逃し配信


VOICTION

ボイスオブアクション

 第4回「ボイスオブアクション〜みんなでSTOP インボイス!〜」
聞き逃し配信
再生
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<リンク>
 ・VOICTIONホームページ https://voicelessvoice803.wixsite.com...
 ・ラジオフチューズ https://radio-fuchues.tokyo

確定申告のワンポイントアドバイス(9)配偶者(特別)控除と、ひとり親控除

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確定申告のワンポイントアドバイス(9)
(全商連HPより)
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配偶者(特別)控除と、ひとり親控除

 今回は所得控除のうち、配偶者控除と配偶者特別控除、ひとり親控除について説明します。
 配偶者控除は、働いていない配偶者がいる場合に、「家族単位で最低生活費を保障する」などの趣旨で、1961年に扶養控除から独立する形で創設されました。控除額は原則38万円です。基礎控除や扶養控除と並び、生存権を規定する憲法第25条の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障する制度の一つですが、それにしては控除額が少額と言えます。<続きを読む

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確定申告のワンポイントアドバイス(8)事業経費と家事消費(家事費)

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確定申告のワンポイントアドバイス(8)
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事業経費と家事消費(家事費)

 今回は、事業経費と家事費との区分や複数年にわたり経費計上する「減価償却」を中心に解説します。
 まず事業所得でいう「経費」とは材料仕入れ、外注費、人件費、交際費、家賃などの支出のことをいいます。「事業収入を得るために必要な支出」と考えれば分かりやすいと思います。一方で、自分の生活に必要な支払い(家事費)は、所得税の計算では経費とはなりません。個人の確定申告では、この事業経費と家事費とを区分することが必要ですが、皆さんが頭を悩ます判断の難しいところではないでしょうか。
 個人事業主は“事業用と生活用の財布が同じ”という場合が少なくありません。そのため、まずはレシート・領収書などを保存し、支出の内容ごとに事業経費なのか、家事費なのかを検討しなければいけないからです。<続きを読む

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『週刊金曜日』2月24日号

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タッチ

『週刊金曜日』2月24日号
(「週刊金曜日」HPより)
『週刊金曜日』2月24日号の紹介動画です。編集長の文聖姫が今週号の読みどころを解説します。

『週刊金曜日』は定期購読者に支えられている雑誌です。おトクで便利な定期購読のお申込はこちらから。http://www.kinyobi.co.jp/consider.php
まだご覧になったことがない方には見本誌を差し上げています。見本誌の申込はこちらから。https://bit.ly/2WYrSf9
新しい電子版のサブスクサービス〈デジタル金曜日〉始めました!
https://www.kinyobi.co.jp/digitalkiny...

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「当事者抜きで決めるな!」STOP!精神医療センター富谷移転〟 2・23 みやぎユーザーズアクション “怒りを込めて” 100名が集う!

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STOP!精神医療センター富谷移転〟
2・23 みやぎユーザーズアクション
“怒りを込めて” 100名が集う!

 2/23(木祝)精神医療ユーザーや支援者でつくる〝STOP!精神医療センター富谷移転〟2・23 みやぎユーザーズアクション実行委員会が主催した「移転問題を考えるシンポジウム」には100名が参加しました。
 村井知事(2/20)が日本赤十字社、独立行政法人労働者健康安全機構のそれぞれと今後の協議事項に関する確認書を取り交わしたこともあり、参加者からは怒りの声とあわせ切実な訴えがあり、精神医療センター富谷移転反対を共有する場となりました。
 シンポジウムでは、富谷市移転によってどれほどの被害が出るのか等“富谷移転はマイナスでしかない”としながら「患者の意見が反映されていない」など訴えました。フロアとのディスカッションでは、精神医療ユーザーを中心に「当事者抜きで決めるな!」等々意見が続き、参加者全員で「宣言書」を採択し閉会しました。
 会場の外では「村井知事へひと言」メッセージボードが設置され、参加者からの声が集まっています。

<当日の資料>
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″ STOP!精神医療センター富谷移転 ″
2・23 みやぎユーザーズアクション宣言

 精神科病院協会、診療所協会等の業界団体、精神障害者のくらしと医療を考える仙南ネットワーク等の市民団体、県精神保健福祉審議会などの有識者会議での議論等、各界各層の反対の声を無視して、村井知事は県立精神医療センターの移転を強行しようとしています。

 「入院医療中心から地域生活中心へ」と精神医療体制の転換を国がうちだしてから約20年。精神医療センターがある仙南地区では、精神障害者が地域で生活するための住まいや社会資源などをはじめとした生活基盤が整い、いまだ差別や偏見の残滓があるとはいえ、共生社会がはぐくまれつつあります。
 いま、精神科病院に求められるのは、入院中心の社会防衛的な強制医療ではなく、地域での治療生活を支えるケアシステムの一翼としての役割なのです。

ひるがえって、県の移転計画地である富谷市明石台はどうでしょうか。
 まず、仙南地区から通院するとなると、車で往復約2時間、公共交通機関だとJR、地下鉄、バスを乗り継いで最低でも往復2千円程度の運賃がかかります。これでは、毎日通うデイケア利用者は経済的に到底無理ですし、通院できる利用者もごくごく限られた軽症者になってしまいます。精神医療においては、患者と医者との間で培った治療的信頼関係が必要で、転院して主治医を替えるのは簡単なことではありません。

 それでは、移転先の富谷市明石台近辺に移り住もうとしたとしましょう。明石台という新興住宅街には、単身者向けの安いアパートがありません。精神障害者向けのグループホームもありません。精神障害者向けの福祉事業所も黒川郡まで足を延ばさないとありません。モータリゼーションを前提とした街づくりのため、自家用車を持たない人の生活は極めて困難です。まさに、ないないづくしです。この地域精神医療福祉の不毛地帯で私たちにどうやって暮らしていけばいいというのでしょうか。

 県はこれらのことを全く考慮していません。村井知事は「富谷は宮城県のへそ。県民優先に考えている。」と述べていますが、精神医療センターのユーザーである私たちは「県民」ではないのでしょうか。県は私たちを「県民」ではなく「棄民」として処遇しようとしているとしか思えません。その証拠に、現在まで、当事者団体や家族会の意見聴取や公開ヒアリングなどの機会は一度たりとも持たれていないのです。

 心ある関係者の努力と地域住民の理解、その長い歴史を経て形成されてきた地域精神医療と福祉の成果を台無しにし、精神障害者を路頭に迷わす県立精神医療センターの富谷移転に断固反対します。

Nothing about us without us!
私たち抜きに私たちのことを決めるな!

シンポジウム参加者一同

今週の「マガジン9」/マガジン9HPより

マガジン9 TOP
9
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end

【4病院再編統合・移転問題】仙台市12月市議会 振り返り~本会議<代表質疑>自由民主党 髙橋卓誠市議会議員

市議会
*上記写真クリックすると議会中継画面になります


 髙橋卓誠市議会議員
  四病院再編について伺います。
 先月十日に村井知事が市長の元に訪れ、本市が九月に提出した意見書に対する回答書が示されました。私も回答に目を通しましたが、市が特に重要な課題を絞り込み、意見を示したにもかかわらず、県の回答は、何々を目指す、検討を進めていくといった記述が目立ち、まるで議会答弁のように具体性、積極性を感じられる回答ではないと感じました。県は年度内の基本合意を目指しているとのことですが、本市への回答が依然として不明確な内容に終始しているとなると、年度内合意は難しいのではないかと考えます。このままでは、本市として具体的な検討ができない状況の中で再編が強行されていくのではないかと危惧するところであります。市長は、今回の県の回答をどのように受け止めておられるのか、今後の対応も含めて伺います。
 県立精神医療センターの移転に関して伺います。
 本市が県に示した移転による県南地域の精神科医療体制への懸念や東北労災病院との合築による身体合併症への対応に関する疑問について、さきの県の回答によると、特段の問題がないという趣旨の見解が示されております。しかしながら、この問題については、先月二十四日、一般社団法人宮城県精神科病院協会から、精神科救急や身体合併症対応などに疑問が残るため、県立精神医療センターの富谷移転は再考すべきであるという見解が公表されております。現場の最前線で精神医療に携わる方々から強い懸念が示されたものでありますが、当局のお考えを伺います。
 我々としては不本意ながらも、県は年度内の基本合意を目指して関係者との協議を進めています。仮に県の構想どおり四病院が再編された場合の影響を含め、市民が安心して必要な医療を受けることができる体制をどのように確保するのかということが本市の喫緊の課題であります。今年度、本市では医療のあり方に関する検討会議を設置し、これまで計五回の会議が開催されておりますが、今後の本市における医療の在り方について現時点でどのような課題が見えてきているのか、そして、課題に対して今後どのように対処していくのか、最後に御所見を伺い、質問を終わります。

 郡和子 仙台市長
 四病院の再編に関する県からの回答と今後の対応についてお答えをいたします。
 今回、救急医療、精神医療など、私どもとして特に重要と考える諸課題に絞って見解を求めましたのに対し、県からの回答は残念ながら私どもの懸念や疑問に答えるものではなく、全般にわたって十分ではなかったと受け止めております。本市の医療提供体制にどのような影響があるのか、いまだ判然とせず、本市としての対応について検討を深めることが難しい状況が続いております。また、患者の方や地域住民、関係者などが抱く疑問や不安が払拭されないままで、関係者のみで協議が進められていくことに対する懸念がますます大きくなっております。現在、県からの回答に関しまして、事務方同士で詳細の確認、情報交換を行っておりますが、なお、県に対しましては、再編案の提案者であるとともに本県の医療政策を主導する責務を担う立場として、詳細かつ慎重な検討と丁寧な説明に最大限努めるよう、引き続き強く求めてまいりたいと存じます。
 次に、医療の在り方に係る課題と方針などについてでございます。
 本市では、今年度、有識者による検討会議を立ち上げまして、本市の医療提供体制における現状や課題、今後の対応の方向性などについて検討を進めております。これまでの会議では、救急医療や地域における医療と介護の連携などについて幅広い議論がなされております。例えば救急医療におきましては、応需率の向上について、これを図っていくための具体的な方策や、また、地域医療、介護連携の関係では地域包括ケアの担い手の一層の充実の必要性など、多岐にわたる課題を御指摘いただいたところでございます。引き続き検討会議での議論を重ねていただきながら、本市の医療提供体制に係る課題と取組の方向性について検討を深め、今後の方針を見定めてまいりたいと考えております。
 そのほかの御質問につきましては、関係の局長から御答弁を申し上げます。

 健康福祉局長
 私からは、四病院の再編に関する御質問のうち、市長がお答えした以外のお尋ねにお答え申し上げます。
 精神医療についてでございます。
 県立精神医療センターの移転、合築につきましては、本市が示した諸課題において、県南部の受療環境の確保や身体合併症患者の対応について懸念を示しておりました。これに対する県の回答は、具体的な方策等は示されず、十分な説明とは言い難いと受け止めていたところ、今般、宮城県精神科病院協会が公表された見解においては、本市と同様の懸念、疑問が改めて示されており、日頃から精神医療に携わる方々からの理解が得られていないことが明らかになったものと受け止めております。精神医療センターの在り方は、今後の本県の精神医療全体にも影響を及ぼすものでありますことから、県においては、本市を含む関係者と意見交換を行うなどしながら慎重に検討を進めていただきたい旨、引き続き申し述べてまいりたいと存じます。
 以上でございます。

本日、16:30から TBCラジオ『MINSHO POWER OF RADIO』

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