20220519

公立刈田綜合病院の「民営化」はやめてください!

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地域医療を考える会(白石)
議長の職権逸脱・議会軽視に抗議する!
全員協議会機能を重視した議会運営を求める要請書提出
 

 5月19日に地域医療を考える会のみなさんが、市議会議長宛「要望書【抗議】」を議会事務局に提出しました。応援団のみなさんにも当日資料頂いたそうです。要請書の内容は、直近2回の全員協議会で賛同を求める提案に呼応した議長の姿勢に抗議する内容となっています。ご紹介します。なお、当日報道社の取材はありませんでした。残念!

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 5月19日(木)地域医療を考える会(以下、考える会)のみなさんが、先の市議会全員協議会で行われた、市議会議長の刈田病院を巡る重要課題についての意見集約を目的とした賛同を求める行為に対し、市議会議長宛の抗議要請書を市議会事務局に提出しました。
 提出にあたり、考える会から「刈田病院運営を左右する指定管理者制度導入を巡る重大な問題を、意見集約と称して方針採択することは厳に慎むべきであり、今後、このような採決を求めることがないように」と求めました。

 5月10日の全員協議会では、前回の全員協議会(4/8)で「公立病院提供体制確保支援事業」に係わる賛同採択の成功体験が引き金になり、今回、病院組合存続したまま、指定管理者導入できる条例改正を行うことを市議会が賛同する提案としましたが、議場では「採決は不適当」等々、正当な意見が相次ぎ、今全員協議会での採決は見送りとなった経緯があります。

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2022年5月19日

白石市議会議長   殿
白石市議会事務局長 殿
地域医療を考える会

白石市議会 全員協議会機能を重視した議会運営を求める要請書

 去る2022年4月8日全員協議会において、市議会議長による「公立病院医療提供体制確保支援事業を白石外二町組合が進めていくことに、白石市議会として賛同する」提案。続く同年5月10日全員協議会においても「公立刈田綜合病院が公設民営として可能とできる白石市外二町組合が条例の改正を行うことを市議会が賛同する」ことが提案され採択を求めた。

 そもそも全員協議会は、地方自治法第100条第12項に規定する「議案の審査または議会の運営に関し協議または調整を行うための場」として、全議員で構成する全員協議会が設置されている。

 このことからも、今回の一連の方針提案は、職権を逸脱する行為であり議会軽視と言わざるを得ず、ここに厳重抗議するものである。

 幸い5月10日の議長提案は採決せず検討という運びになったが、全員協議会でこのような議長の強引な判断がまかり通っていけば、今後の議会運営にも支障をきたすことになるのではないかと危惧するところである。

 今後、議会事務局においては健全な議会運営に務めとともに、議長においては議会機能を尊重した運営を求めるものであり、今回指摘した姿勢を改めるべきであることを強く求めるものである。

 以上、要請する。
*要請書から一部抜粋しています。
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