公立刈田綜合病院の「民営化」はやめてください!

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めまぐるしく変わり続ける
公立刈田綜合病院「公設民営化」を巡り
【経過まとめ②】
[2021年4月~6月]

  公立刈田綜合病院「公設民営化」(指定管理者制度)を巡る情勢がめまぐるしく変わり続けています。
 「公設民営化」反対の立場で活動を続けている地域医療を考える会・公設民営化撤回署名応援団のご協力を得ながら、新聞報道もあわせて今年4月からの3ヶ月の経緯をまとめてみました。
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2021年
4月1日 常勤14人で本年度スタートを切りました。
  公立刈田綜合病院の常勤医は当初、25人体制から13人減の12人体制になる状況でしたが、医療コンサルティングを介して、福岡市の医療法人「相生会」所属の4名の医師が半年間の期限付きボランティアで関わっています。61~71歳のベテラン医師4名。その内2名は診療に関わらず、刈田病院「調査」をするようです。ですから、常勤医14人体制で本年度のスタートを切ったことになります。

・2021年4月17日 河北新報
 「民営化の道筋 波乱含み 白石・刈田病院 改革への船出」


 公立刈田綜合病院を巡って、白石市で公立刈田綜合病院の民営化(指定管理者制度)推進する請願署名活動が「刈田病院の健全経営を求める会」名称で開始。署名には、「安心安全な地域医療のために、刈田病院の健全経営を求める」とし、署名の趣旨には『指定管理者制度の導入を求めます』と公立刈田綜合病院の民営化を推進している内容の署名となっていました。表題だけでは“民営化推進”している内容であることがわかりにくい署名です。


▶ 4月28日 広報しろいし2021年5月号
 “医療の空白を生まないために、引き続き最大限の努力を”

 医療コンサルティングを通じて整形外科医が着任、整形外科部長に。常勤医15名体制に


5月18日 白石市外二町組合正副管理者会議

・2021年05月19日  河北新報
 「刈田病院の資金繰り改善目指す 白石・組合が運営検討委」
 
 5/20(木)地域医療を考える会(白石市)では、刈田病院民営化撤回署名の第一次署名提出以降集まった3,526筆の署名簿を白石市に提出しました。全体で15,539筆が提出されたことになります。提出当日は、市総務部長他2名が対応。参加者4名が前回同様に一人ずつ思いを述べながら署名簿を提出しました。今回も、民営化反対の市民15名が市役所入り口に“民営化反対”のプラカードを持ちスタンディングを行い激励しました。

・2021年05月21日 河北新報
 「白石・刈田病院民営化 市に撤回求め追加の署名簿 住民団体」

5月25日 刈田病院健全経営請願書提出
  『指定管理者制度』導入を求める「刈田病院の健全経営を求める会」が白石市議会へ請願書と3089人分の賛同署名簿を提出。

5月25日 刈田運営検討委員会初会合
【初会合では】
・運営検討委員会初会合では、公認会計士選出間に合わず
・運営検討委員会初会合では、委員会の位置付けなどについて意見が出され、議論の結果は「答申」でなく「報告」に。
・「提言は、一本化をめざすものではなく、両論併記でもかまわない」(5/27 座長発言)

・2021年05月26日 河北新報
 「刈田病院民営化 推進求め請願書 白石市に市民有志」

・2021年05月26日 河北新報
 「刈田病院 運営検討委 あす初会合」

▶ 5月28日更新広報しろいし2021年6月号
 「当面の資金繰りとともに、早急な経営改善の方策を」


▶ 5月29日 “ありがとうございます”
 公設民営化撤回署名15,539筆 お礼のスタンディング
 公立刈田綜合病院「民営化」反対の地域住民有志14名が参加して、「組合解散反対!」「指定管理者制度反対!」「民営化撤回署名15,539筆 ありがとう」などのプラカードを持ち白石市内でスタンディングアピールが行われました。「公設民営化撤回」アピールスタンディングは継続中です。

5月31日 2団体請願提出
 『指定管理者制度』導入を求める「刈田病院の健全経営を求める会」の請願提出を受けて、地域医療を考える会と命と健康を守る地域医療住民ネットワークそれぞれの請願書を市議会へ提出。

 白石市議会運営委員会で請願3団体から趣旨説明。この委員会で「病院経営に踏み込んだ内容で、白石市議会単独で審議できるのか?」との意見が出されたが、それでも請願審議が進められることになった。

 公立刈田綜合病院の民営化を求めている「刈田病院の健全経営を求める会」が白石市6月議会へ提出した請願書と3089人分の賛同署名簿を取り下げました。理由はわかりません。このことを受けて、地域医療を考える会と命と健康を守る地域医療住民ネットワークそれぞれの請願も取り下げとなりました。

6月10日 非公開のまま第2回運営検討委員会

・2021年6月11日 河北新報
 「白右・刈田病院 経営形態を議論 運営検討委会合」

 今年3月31日に病院管理者の山田白石市長が副管理者(蔵王町長.七ヶ宿町長)の二人が同意ないまま病院長解任を強行、その後、名誉医院長として診療にあたっていた医師が退職。


・2021年6月26日 河北新報
 「刈田病院「改革必要」 検討委中間案 経営手法 意見を併記」


・6月29日更新広報しろいし2021年7月号
「公立刈田綜合病院の存続に向けて「運営検討委員会」を設置」




【番外編】
ワクチン接種を巡り
“刈田病院職員は年休を取って会場で住民接種に携わっているのか?”
白石市6月議会で、こんな一幕が!